シネマ歌舞伎
昨日の晩、このあいだ
ツマが当てたチケットで
シネマ歌舞伎 『人情噺 文七元結』を観てきました。
もともとは落語が原作の
文七元結。
落語では去年、
春風亭華柳師の高座で初めてナマの噺に触れた、私にとって思い出深い作品です。
当初歌舞伎と聞いて、独特の朗々としたセリフ回しなのかなぁ・・・と勝手に心配していたのですが、
中村勘三郎師の演ずる 左官の長兵衛は、小気味の良い江戸言葉をまくしたて、
歌舞伎など見た事がない私でも、違和感なく舞台に集中出来ました。
スクリーンいっぱいに映し出される、歌舞伎独特の様式美に、
役者さんたちの所作の細やかさ、美しさを堪能できるのは、
単なる
“舞台中継”でなく、細かにカメラが切り替わる
“シネマ歌舞伎”ならではの楽しみだと思います
ストーリーはほぼ落語版に忠実でしたが、母と娘の設定に若干の変更が見られるなど
より物語に深みを与える工夫がなされていて、
主人公家族の絆の深さに思わず涙を誘われました
考えてみれば、あの寅さんシリーズの山田洋次監督ですもの“泣き笑い”はお手の物ですよね
泣いて笑ってアッという間の一時間半、チケットを当ててくれたヨメに感謝です
♪
関連記事