けんぞの落語会

はらほろ

2011年09月11日 09:22

昨日の夜は、酒田市八幡 升田地区の古民家「ホープの家 けんぞ」で行われた
けんぞの落語会を観に行ってきました。



こちらの落語会は今年で12回目との事で、入場料はなんと無料!
演目の後に、廻るザルに心尽くしのおひねりを入れて楽しみます
最初の演目は、三味線の川崎芳子先生
桂伸治師など、噺家の出囃子にも使われる長唄 外記猿(げきざる)を明るく聞かせてくれました。

次に登場は、春風亭 小柳枝門下の真打 春風亭 昇乃進師



若手真打らしい明るくパワフルな高座で、テレビCMの話題からベトナム旅行の雑感までタップリとマクラをふった後に
粗忽で物好きな職人があくびの稽古に行くが・・・という、おなじみ「あくび指南」
汗だくになって大熱演してくれました

中入り(休憩)を挟んでの登場は、講談師 日向(ひゅうが)ひまわり師



緩急つけたテンポでしっとり聴かせる「清水次郎長外伝 小政の生い立ち」は、
子供時分の小政のしぐさが可愛くて思わず惹き込まれてしまいました

トリを取ったのは、春風亭 柳之助師



上野の西郷さんを思わせる豪快な風貌からおもむろに語りだしたのは
豊臣秀吉亡きあと、加藤清正たち豊臣恩顧の7人の“荒大名”は徳川の謀臣 本多佐渡守に茶席に招かれるが
千利休の弟子だった細川忠興以外は作法を知らず・・・
という
荒大名の茶の湯という噺で、ひっくり返るほど笑わせていただきました

高座と観客の感覚が1メートル弱の至近距離で行われた落語会は
古民家の落ち着いた雰囲気と相まって、心の底からリラックスしながら
本寸法の話術を楽しむ事が出来ました。

来年もぜひこちらの落語会に伺いたいです(^O^)/

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